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「ソ満国境15歳の夏」

 

300キロの道のりを必死に生き抜いた120人の中学生たち!

 日中戦争時下、ソ連と満州の国境近くに勤労動員として送られた新京第一中学校の生徒たち。昭和20年8月、ソ連軍の爆撃が降り注ぐ中、ソ満国境に取り残され、過酷を極める必死の逃避行が始まった…。原作は田原和夫「ソ満国境 15歳の夏」。10年の構想と製作期間を経てついに完成した感動作だ。

 

中国ロケを敢行!様々な苦難を乗り越えついに完成!

 監督は松島哲也。中国で3000km以上に渡る調査活動の末、中国ロケを敢行。反日デモで国外退去に遭うなど、様々な苦難を乗り越えながらもついに完成。キャストには『たそがれ清兵衛』(02)、NHK連続テレビ小説「まれ」など、数々の話題作に出演する田中泯。さらに、日本アカデミー賞、芸術選奨文部科学省大臣賞など多くの賞を受賞、惜しまれながらも本作が遺作となる名優、夏八木勲。この他、香山美子(特別出演)、金子昇、大谷英子など豪華キャストが脇を固める。戦火で生きる15歳、現代に生きる15歳には、TVや映画で注目を集めている、いま最も旬な若手俳優陣が総結集した。

 

すべては一通の招待状から始まった―――

未會有の打撃を受けた東日本大震災から1年後の福島。15歳の敬介は仮設住宅への非難を余儀なくされていた。中学最後の夏。放送部の作品づくりができないことを残念に思う敬介と部員たちだったが、突然の招待状が舞い込んでくる。見知らぬ中国北東部の小さな村から、ぜひ取材をしてほしいというのだ。期待と不安を胸に果てしない平原が広がる中国へと旅立つ敬介たち。招待主は村の長老・金成義(ジンツンイ)。彼の口から語られたのは、67年前、15歳だった少年たちの壮絶な体験だった…。

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